米林機械工業 株式会社

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社員インタビュー

持平 仁

MOCHIHIRA HITOSHI

製造部 / 1993年入社

普段はどんな仕事をしていますか?

マシニングセンタやフライス盤、ボール盤などの工作機械を使って、金属の角引きや穴加工を行なっています。もう、長いことをこの仕事をやっていますが、新しい技術や素材がどんどん入ってくる世界なので、勉強することは尽きないですね。とくに試作品などの新しい製品を作るときは腕の見せ所。どういった意図で設計されているのか、図面の寸法とどう合わせるかなどを考えていると気合いが入ります。大切にしているのは取引先との信頼関係。とくに飛び込みで「ちょっと急ぎでやってくれないか」なんて頼まれると、よしやってやろうという気持ちになりますね。

立場上、新人さんを教えることがよくあります。そのときに心がけているのは相手の特性を見極めること。精度は粗いけどスピードは早い、丁寧だけどスピードは遅い。最初はこのどちらかに分かれるので、たとえば精度が粗い人に対してはスピードを落としても良いから丁寧に。逆の場合はもう少し雑でもいいからスピードを早くといった感じで、少しずつ足りない部分を補っていくようにしています。最初は下手なのはだれだって同じ。上手くなりたいという意識さえあれば、おのずと精度とスピードの両面で高いレベルの加工ができるようになるもんですよ。

なぜ、米林機械工業に入社したんですか?

この会社に入るまでは地元の能登で漁師をしていました。それから派遣社員として米林機械工業で働くようになったのが30歳になる手前。その翌年に先代の社長から正社員にならないかと声をかけられて正式に入社しました。当時からこの会社は気立ての良い人が多くて、会社の雰囲気が明るいんですよね。先輩たちには本当に良くしてもらいました。この風習はこれからも受け継いでいって欲しいですね。

もちろん自分も後輩に対してはそうでありたいと思っていて、新しく入ってきた人に対しては積極的にコミュニケーションを取るように心がけています。自分から話しかけるのもそうだけど、年齢が一回りも二回りも離れているので、話しかけやすい雰囲気を作るというか。同じ目線で話すように意識をしています。まずは会社に馴染んでもらうのが大事ですからね。技術的なことは後からどれだけでも身につくんですよ。

米林機械工業の良いところは?

人間関係で余計な気を遣わなくて良いことですね。専務や社長などの上司とも対等に話ができるし、プライベートでは釣りやゴルフなど一緒に遊びに行ったりもします。世代を問わず集まるので和気藹々とした親戚の集まりみたいで楽しいですよ。もちろんそういった遊びもあくまで自主参加なので、行かないからといって気まずい雰囲気もありません。仕事と私生活のメリハリがはっきりしているからストレスが溜まらないし、それが私自身この会社に長くいられる理由だと思っています。

私も今年で58歳。この先どれだけ働けるか分かりませんが、手に職をつける仕事だからこそ長く働けるのも製造業の魅力だと思っています。自分がここにいる限りは一生懸命やるつもり。後輩たちに対してはあんまり期待をかけすぎず、自分のやり方を押し付けることもなく、なにかあったときに手助けするくらいの気持ちでいたいですね。